文鮮明師、「ソ連帝国の崩壊」を宣言
レーガン大統領、文鮮明師に感謝のメッセ―ジ
一九八九年一月二十日、ジョージーブッシュ政権が出帆した。
このブッシュ大統領の就任式を見て、八年の間、暴風が吹きすさぶ中で、あらゆる難関を踏み越えて一歩一歩レーガンードクトリンを遂行してきたレーガン大統領は、感慨無量だったことであろう。
そして、アメリカと世界が正しい指導者のりIIダーシップの下で継続して進んでいくことに、安堵の息をついたことであろう。
その大統領就任式を数日後に控えたある日のことであった。
私は思いがけずホワイトハウスから招待を受けたのである。
私はワシントンータイムズの社長であった。
この日、私はホワイトハウスの大統領執務室(オーバル・オフィス)でレーガン大統領と単独でお会いした。
政権の引き継ぎで忙しい老大統領が、わざわざ時間を作って私を呼んでくれた好意に対して私は感激した。
私はオーバルーオフィスでレーガン大統領と対座した。
大統領は口を開いた。
「ドクター朴、ようこそいらっしやいました。
私は過去八年の在任期間中、ワシントンータイムズに最大の恩を受けた人間です。
ワシントンータイムズの協力がなければ、私はレーガンードクトリンを推進することは絶対に不可能だったでしょう。
どうかワシントンータイムズを創設されたレバレンドームーンに深甚な感謝の意を伝えてくださるようお願いします。
どれほど多くの犠牲と血の汗を流されたかを、私はよく知っております」
大統領は私の手をしっかりと握った。
私も両手でその手を固く握りながら言った。
「レバレンドームーンはあなたが大統領になることを、八年前に神様から啓示された方ではありませんか。
あなたを支援することは、すなわち神様の仕事であると考えられたのです。
大統領、あなたの偉大な業績を最も喜ばれている方が神様であり、レバレンドームーンです。
大統領! 本当にご苦労さまでした」
私は共産主義を打倒した総司令官と会談しているのである。
しかも、その方は神様の忠実な公僕であった。
この歴史的偉業を成し遂げたのはまさしく神である。
そして、その神の地上における代身者が文鮮明先生であるので、その時私か交換する握手が、文先生とレーガン大統領の握手でないことだけが残念であった。
私は歴史の一章を閉じて、次の一章を開く気分でホワイトハウスを出て、ワシントンータイムズ社に向かった。
私は文先生に直ちに電話でこの件を報告した。
先生は、「本当はレーガン大統領が私を訪ねて来なければならないのだ。
それができない場合には、おまえが私の代わりに会うのが良いことだ。
これからレーガンがなすべきことが一つ残っている」
と、意味深長なみ言葉をもって結ばれた。
ホワイトハウス大統領執務室で、
離任を前にしたレーガン大統領から文鮮明師への感謝を伝えられる
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