文鮮明師が演出したレーガン 地滑り的大勝利
レーガンの5つの致命的な弱点をどう乗り越えるのか?
ある日、文先生が私をお呼びになった。そしてこう語られた。
「もしカーター大統領が再び出馬して再選されれば、世界は赤化されてしまう。
次のアメリカ大統領が世界の運命を手中に収めることになる。
天はロナルドーレーガンーを選ばれた。
今やわれわれの任務は、彼を次の1980年大統領選挙で当選させることだ。
私はここにすべての財産と名誉と力と生命を投入する。分かったか?」
私は全身に鳥肌が立つのを感じながら、「はい」と答えるのみであった。
しかしこれは、その当時の事情からすれば実現不可能なことのように見えた。
ロナルドーレーガン。彼は1976年大統領選に出馬して、当時のホワイトハウスの主人公フォード大統領(在職1974~77)と張り合い、予備選で敗北した人物である。
彼にはいくつかの決定的な弱点があった。
第一に、彼は六十九歳の高齢者である。
アメリカの歴史上、これほど高齢の大統領はいなかった。
第二に、彼は既に二度も大統領選出馬の経歴がある1968年に共和党カリフォル
ニア州大統領候補予備選に出馬したのが最初)。
ところが、アメリカの世論は誰も彼を深刻に受け止めなかった。
第三に、彼は米国内で超保守、言ってみれば「極右人士」として知られていた。
元来、極右も極左もすべて忌避するのがアメリ力人の体質である。
彼が過去に失敗したのも、この極右的立場のためであった。
しかし断固として共産主義に勝とうとすれば、極右性向でなければならない。
ところが、アメリカの国民はこのような人物を選びそうもない。
第四に、彼は俳優出身である。
どんなに真実な言葉を語っても、「俳優だから……」「演技をしているのだな」と言われ、真摯な政治家として受け止められない。
第五に、最大の弱点は、なんと言ってもカーター大統領は現職の大統領だということだ。
米国大統領選において現職大統領が絶対的に有利なことは、歴史が証明している。
これらの難関をどうやって乗り越えるのか?
私の頭の中では、あれこれの考えが走馬灯のように交差しては過ぎていった。
私の考えをすべて読まれた文先生は言われた。
「おまえの考えはみんな分かっている。
レーガンが1976年に共和党の大統領候補にならなかったのは、本当に良かったことだ。
その時はウォーターゲートの余波のために、天下の力持ちでも民主党に勝つことはできなかった」
ここでいったん区切られて、
「ポーヒー、それよりも重要なことがある。
それは、天がレーガンを選ばれたという事実だ。
やってみろ!
信念を持つんだ!
今回は天が奇跡を起こされる。
天の栄光のためだ。
不可能なことが成ってこそ奇跡だろう。
起こるべきことが起こっだのなら、それが何の奇跡だというのか。
私は天の命令を受けた。
奇跡は神の力で起こるのだ!
おまえは行って強く雄々しく戦え。分かったか?」
と語られた。
私はもはや何の疑いもなかった。
(よし! 奇跡を創出しよう。私の力によってではなく、神様の力によってだ)
続き→ レーガン候補に文鮮明師の意図を通告
「もしカーター大統領が再び出馬して再選されれば、世界は赤化されてしまう。
次のアメリカ大統領が世界の運命を手中に収めることになる。
天はロナルドーレーガンーを選ばれた。
今やわれわれの任務は、彼を次の1980年大統領選挙で当選させることだ。
私はここにすべての財産と名誉と力と生命を投入する。分かったか?」
私は全身に鳥肌が立つのを感じながら、「はい」と答えるのみであった。
しかしこれは、その当時の事情からすれば実現不可能なことのように見えた。
ロナルドーレーガン。彼は1976年大統領選に出馬して、当時のホワイトハウスの主人公フォード大統領(在職1974~77)と張り合い、予備選で敗北した人物である。
彼にはいくつかの決定的な弱点があった。
第一に、彼は六十九歳の高齢者である。
アメリカの歴史上、これほど高齢の大統領はいなかった。
第二に、彼は既に二度も大統領選出馬の経歴がある1968年に共和党カリフォル
ニア州大統領候補予備選に出馬したのが最初)。
ところが、アメリカの世論は誰も彼を深刻に受け止めなかった。
第三に、彼は米国内で超保守、言ってみれば「極右人士」として知られていた。
元来、極右も極左もすべて忌避するのがアメリ力人の体質である。
彼が過去に失敗したのも、この極右的立場のためであった。
しかし断固として共産主義に勝とうとすれば、極右性向でなければならない。
ところが、アメリカの国民はこのような人物を選びそうもない。
第四に、彼は俳優出身である。
どんなに真実な言葉を語っても、「俳優だから……」「演技をしているのだな」と言われ、真摯な政治家として受け止められない。
第五に、最大の弱点は、なんと言ってもカーター大統領は現職の大統領だということだ。
米国大統領選において現職大統領が絶対的に有利なことは、歴史が証明している。
これらの難関をどうやって乗り越えるのか?
私の頭の中では、あれこれの考えが走馬灯のように交差しては過ぎていった。
私の考えをすべて読まれた文先生は言われた。
「おまえの考えはみんな分かっている。
レーガンが1976年に共和党の大統領候補にならなかったのは、本当に良かったことだ。
その時はウォーターゲートの余波のために、天下の力持ちでも民主党に勝つことはできなかった」
ここでいったん区切られて、
「ポーヒー、それよりも重要なことがある。
それは、天がレーガンを選ばれたという事実だ。
やってみろ!
信念を持つんだ!
今回は天が奇跡を起こされる。
天の栄光のためだ。
不可能なことが成ってこそ奇跡だろう。
起こるべきことが起こっだのなら、それが何の奇跡だというのか。
私は天の命令を受けた。
奇跡は神の力で起こるのだ!
おまえは行って強く雄々しく戦え。分かったか?」
と語られた。
私はもはや何の疑いもなかった。
(よし! 奇跡を創出しよう。私の力によってではなく、神様の力によってだ)
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